自由に書いていいですか?

40代おひとりさまの雑記帳

おでんを作ったらあふれそうになった話

 

突然ですけどね、おでんが食べたくなったんですよ。おでん屋で一杯やりながらってのが憧れなんですけど、わたしお酒全く飲めないもんで、おでん屋ってのはなかなか敷居が高いような気がするんで、もう、コンビニで買うか、自分で作るかってところだったんですよ。

 

でも一人暮らしなもんで、おでんを作るような大きなお鍋って持っていないんですよ。必要ないんですよね。でもおでんを作るにあたり、大きめの深めのお鍋を見にも行ったんですけど、「いや、これ買って、おでん以外に使うときあるのか?」っていう葛藤を3回繰り返したんですよね。3回も見に行って買わずに帰ってきたってことですよ。そろそろ怪しまれるわ。

 

でもやはり大きなお鍋を買う気にはなれず、いまあるお鍋で作ってみようと無謀のチャレンジを決意したんです。20センチのお鍋です。深さもそんなにないかな、カレー作るので精一杯よ。

 

そう、具材を少なめにすればよいのだと思ったんですよ。諦められるものは省いて、大根、こんにゃく、ちくわ、鶏肉、じゃがいも、ひら天に絞りました。たまごは?という問いかけもあるでしょうよ。でもわたし、そこまでたまごが好きなわけじゃないので省きました。

 

おでん、って言ってもかなり面倒くさいお料理なのだと初めて知りました。実家では、おでんだけは、母親じゃなくて父親が作っていたんです。母親が作らない理由がよくわかりました、面倒くさいのだ、な、母よ。

 

なにが面倒だったかというと、大根をお米のとぎ汁で下茹でするってこと。これを読んで即挫折しそうになりましたが、ちょうどごはんも炊きたいときだったので耐えました。頑張りました。こんにゃくも軽く下茹で、じゃがいもも適度に下茹で、「オイ、下茹でばっかりじゃないか」と思いました。それこそ下茹でだけでお鍋を2つも使っていまい、茹でる洗うを往復し、もうすでに疲れました。お米のとぎ汁で下茹でした大根様は十字に切り込みを入れ、こんにゃくは三角になるように切り、はあ面倒だと思いましたが、おでんが食べたかったので絶えました。おでんって忍耐だと思いました。

 

じゃがいもを3つお鍋に入れた時点でイヤな予感がしました。もうすでにお鍋の底のほうの面積をほぼ埋めてしまったのです。あぁ2つにすればよかったなと。なんとか狭いお鍋に具材を所狭しと詰めていき、ぎっちぎちに入りました。はいどうぞ。

 

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おいもうすでにお鍋スレスレですよ、大丈夫ですか、この先。煮るんですよ、あなたたち耐えられますか?と特に上のほうにいる練り物たちに問いかけたりしました。そう、忘れていたのです、煮ると練り物が膨らむっていうことを。はいどうぞ、下の写真。
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「あぁ、やばいよやばいよ」と出川のてっちゃん風にずっと唱えていました。いつも煮物などを作るときは、落し蓋をしてしまったら数分は放っておいてほかの用事などをするのですが、これはもう見張るしかないと、椅子をコンロの前にもってきて、ずっと見ていました。そして、なんとか全部に火が通り、味もよく染みてきたので完成したのですが、完成した写真を撮るのを忘れました。

 

このおでんたちを、4日くらいにわけてちみちみ食べようと思っていたのですが、うまいぐあいにパートナーがやってきて、めっちゃたらふく食べてくれたのはよいのですが、1回でこのような悲しい状態になってしまいました。はい、下の写真。


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私の4日分の晩御飯が、この残骸を含めて2日で終了するという、儚い結果になりましたが、ごはんは誰かと食べたほうが美味しいですし、喜んで食べてくれたのでよしとしようと思います。

 

今回の反省点としては、やはり大きなお鍋を買うほうがいいかなということと、鶏肉が骨付きが売り切れていたので普通のもも肉でやっちゃったから、骨付きにするか、すじを使ってもうちょっとコクを出せるといいなと。あとはまたお米のとぎ汁などでの下茹でをできるエネルギーを蓄えて、また作ってみようと思います。

 

はぁ、おでんって奥が深い。