自由に書いていいですか?

40代おひとりさまの雑記帳

スーパのレジのまつもと君がいなくなった。

 

私は少し、いらちなところがあります。いらちって分かります?大阪弁ですか?まぁいわゆるせっかちって感じでしょうか、そんなところがあります。

 

スーパーのレジで、お釣りを待っている間にレジ袋の口を開いておきたいんです。35歳を超えたあたりから、ああいうビニール製の袋の口がなかなか開けられなくなってしまいました。手の潤いがなくなったんですね。分かります?

 

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よくいくスーパーのレジのまつもと君は、仕事が丁寧で尚且つ、速いんです。彼はだいたい夜にレジに入っていることが多く、おそらく大学生でしょう。声も小さいのだけど丁寧で好きだったんです。だから私はまつもと君がいる時は、必ず彼のレジに並びました。

 

ある日私がいつものように、お釣りを待っている間に、レジ袋の口を指先でカサカサしていたんだけど、ほんっとに全然開かなかって諦めたら、そっと彼が袋の口をシュッとしてくれたんです。シュッとって分かります?開けやすいようにしてくださったんです。

 

わたしゃ、ホントに感動して「わー、ありがとう!」って言いましたよ。だって助かるじゃん?もちろん、スポンジみたいなのを使って指先を濡らせば簡単に開けられるのだけど、なんかそれもちょっとイライラするときがあるので、お釣りを待ってる間に開いておきたいわけなんですよ。だからその配慮はすごく感動しました。

 

それからというもの、覚えてくれているのかどうかは分かりませんが、まつもと君は必ずレジ袋をめくってくれました。なんとなく「この子は一人暮らしなんだろうな」と勝手に思いました。だってほらあれってさ、経験ない人にはきっと分からないと思うんですよね。だから彼のも1人で暮らしていて、よくスーパーで買い物をちゃんとしてるんだろうなと思いました。

 

そんなまつもと君は就職して辞めてしまったのでしょうね、春からいなくなってしましました。レジ袋をめくってくれる人がいなくなってしまいました。すごく寂しいですが、就職おめでとうございます、その節はありがとうございましたと伝えたいですね。

 

他にそういうことをしてくださる人は、昼間のパートさんに一人だけいるのですが、私は遅い時間に行くことが多いのでおじさんばかりなのです。批判してしまうことになっちゃいそうだけど、おじさんにそういうことができる人がいません。おじさんというのはもう50代も後半なのではないでしょうか、そういう方たちもけっこういらっしゃるスーパーなんです。夜はやはりパートさんも帰っちゃいますし、夜間は男の人がいたほうが安心だと思うので積極的に採用されたらいいと思うのですが、レジが速い人も、レジ袋をめくってくれるおじさんもいません。

 

独身アラフォーの私なんかに言われたくないでしょうけどね、未婚の男性でそこそこ年齢重ねてる方はね、一人暮らしをされていたほうがいいと思うんですよね。もちろんご家庭の事情などでできない方は別ですけど、何も理由もなく実家に住んでいる方は一人暮らしを経験されていたほうがいいような気がします。私が実際に出会った殿方は、実家でお住まいなのと1人でお住まいなのとでは、全然違いましたよ。まず自分で食べる物を用意しなくてもよいかどうかというのが一番大きいと思います。自炊するしないに関わらず、です。自分が活動中の時は、一人暮らしの人がいいかどうかのこだわりはありませんでしたが、実際お話してみたり、お会いしてみると、全然違いました。実家にお住まいの方は『帰った→飯食った→風呂はいった→ゆっくりしてる→気づかないうちに寝てしまった』そんな感じでした。でも1人で全部やってるとそうはいかないのです。だから一度、一人で暮らすことを検討されてみたらいいのではないかと思います。

 

まつもと君の話から、えらいそれてしまいましたが彼は優秀な人だったなぁと思います。どこかの会社で頑張っておられることを願います。私も誰かひとりでもそういう風に思ってもらえるようになりたいと思います。おしまい。